高麗人参と老化防止の関係について

古くから中国では漢方として使われてきた高麗人参には、優れた薬効成分が含まれていることで知られています。中でも注目を集めているのは、老化防止(アンチエイジング)につながる成分である「サポニン」です。

優れた抗酸化作用を持つ「サポニン」

サポニンは、大豆やゴボウに含まれている、苦味やエグミを感じさせる元になる成分です。水に溶かすと泡立つことから、石鹸や洗剤としての使用もされています。特に高麗人参に含まれるサポニンは、ジンセノイドと呼ばれ、優れた抗酸化作用があることが認められています。

抗酸化作用とは、ストレスや紫外線が原因で体内に発生する活性酸素を抑制することをいいます。本来活性酸素は、体内に必要な酵素の働きを促したり、細菌から守ってくれる役割を担っているのですが、増えすぎると、体内の酸化を進めてしまう傾向があります。

年齢が若いうちは、増えすぎた活性酸素に対抗する酵素の量が多いため、それほど影響はないのですが、年齢を重ねるごとに、対抗する酵素の量はどんどん減っていくことから、シミやしわとなって表面に現れやすくなります。そのため、意識して高麗人参などの抗酸化作用を持つ食材を摂ることが、老化防止(アンチエイジング)への第一歩となるのです。

サポニンの血液サラサラ効果

高麗人参に含まれるサポニン(ジンセノイド)には、血液をサラサラにする効果があると言われています。いわゆるドロドロ血液と呼ばれているものは、血液内の血小板が凝縮してしまうことで発生します。ドロドロ血液は動脈硬化の原因となることから、非常に危険視されています。

サポニン(ジンセノイド)には、他にも血管を拡張して血流を良くする作用があるため、女性に多い冷え性の改善が期待できます。糖や脂質の代謝も促してくれることから、糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の予防にもつながります。

高麗人参の栄養素

高麗人参には、サポニン(ジンセノイド)の他にも、人間の身体にとって有効な栄養素が含まれています。

カリウム

高麗人参の持つ栄養素のひとつであるカリウムは、体内の過剰な塩分を尿として排出させる働きがあり、塩分を多く摂りすぎることで起こる血圧の上昇を防いでくれます。大豆などの豆類やパセリやほうれん草などの野菜、アボカドやバナナなどの果物に多く含まれる栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムは高麗人参の他、大豆などの豆類や、ワカメなどの海藻、アサリやイワシなどの魚介類に多く含まれる栄養素です。300種類を超える体内の酵素の働きをサポートするために使われたり、血液がスムーズに流れるためのお手伝いをしてくれます。

アルギニン

高麗人参に含まれるアルギニンは、アミノ酸の一種であり、疲労回復や免疫力の向上の他、成長ホルモンの分泌を活発にする働きがあると言われています。

まとめ

高麗人参には、老化防止につながる優れた抗酸化作用を持つサポニン(ジンセノイド)や、カリウムやマグネシウム、アルギニンなどの栄養素が含まれています。

高麗人参を使った料理には、代表的なものに焼肉店のメニューで見かける参鶏湯(サムゲタン)があります。ただし、高麗人参は高級食材でもあるので、サプリメントを利用するのもひとつの方法です。